カスタム検索
還暦いよいよ下り坂
かぎりある命のかぎり蝉時雨
カスタム検索

短か夜や酔ふて傍若無人なる

azisai.jpg
紫陽花はシーボルトが愛妾「お滝さん」の名で世界に広めたというが…


ちょっとこのところ見聞きしたことを……。
一時期「猛烈サラリーマン」とか「企業戦士」などという言葉がはやったが、田舎者ゆえその実相を知らなかった。過労死で労災認定などと聞いても実感がなく他人事にしか思えなかったが、身近に見て「さもありなむ」とたまげてしまった。私とは住む世界が違う。
ますます日本は住みにくくなる。一方に年間所得200万に届かないワーキングプアが溢れ、一方には高額所得者なれど一日15時間労働の過酷な労働者。社会は完全に二極分解してしまったか。一方は使う金がない。もう一方は使う閑がない。なんとも哀しいことだ。小泉-竹中路線がこの傾向を加速した。木を見て森を見ず。
アタリサワリがあるので誰とは言わないが、続けて二人の大企業経営者の著書を読んだ。いろいろ苦労もあったようだし、先見の明、強運もお持ちだし、社員に対する愛情もあふれている。いうところはない。共通するのはやっぱり「がむしゃらに働いた」というところだろう。「泊り込み」「徹夜」「休日返上」は当たり前、365日家庭を省みず社業に専念したと述懐している。自ら先頭に立って牽引したればこそ今日の隆盛がある。文句をつけるつもりはない。
ただトップがそうであれば周りの社員もそれに続かざるを得ず、全員火の玉となって燃え上がっただろう。疑問をはさむ余地はない。遅れれば落伍しかない。かくて労働基準法違反をものともしない社風が築かれていくのである。どこでもそうなのだろう。
弁護するわけではないが、企業も業務の改善には腐心しているようだ。社内報や内部文書で繰り返し残業の縮小を呼びかけ、早く帰るよう促している。「午後何時に自動で室内灯の電源を落とす」というところさえある。あながち割増賃金が惜しいというわけでもあるまい。しかし真っ暗な中で仕事をしている社員がいる。私は心底驚いた。
これは一つには上司の心がけだろう。上のものが率先して帰らなければ平は帰ろうにも帰れない。
このようにして稼いだ何千億ものお金を一部が独占するというのも解せない話だ。財団を作って慈善をするのもいいだろう。田舎の母校に「イナモリ会館」を作るのもいいだろう。しかし一番は働き手に還元することだろう。パートのおじちゃんおばちゃんはプアなのですよ。

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

やまとやかん yakandesu@pure.ocn.ne.jp

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

yahoo

リンク